香港Esquire 7月号特集

今月号。グラビアもなかなか素敵。 記事の一部のみご紹介。

(2008-07-04公開分)

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【美貌以外の何か】
彼の話を聞いているうちに、想像していたのとは異なる、意外な印象を持った。
美しい容貌を持つ人は「中身がない」というのは、おそらく誰もが持っている固定観念ではないだろうか。

だが実際のところ、この美貌は、俳優としての黄暁明に順風満帆な過程をもたらしはしなかった。ある電影学院を卒業し、芸能界へ。傍目には、必然ともいえる進路である。しかしこの過程には、非常に重要であるが見落とされがちな要素がある。
---それは、待つこと。現在の彼の人気からは、彼がこの過程を経験してきたことは想像し難い。気持ちを波立たせず、安定した心理状態でひたすら待つこと、耐えること。これができる人はう多くないだろう。

人気が出る自分を想像していなかった、と彼は言う。
「僕は多分、寂しさに耐えることができるタイプの人間なんです。同じクラスの趙薇や陳坤の人気がどんどん出てきたときも、自分もああなってやろうとかは、全然思いませんでした。以前先生が『クラスから一人か二人スターと呼ばれる人物が出るだけでも、なかなかないことだ』と言われてましたから。彼らがチャンスをものにして、本当によかったと心から思いました。誰かから『趙薇のクラスメイト』とか、『陳坤の同期生』とか呼ばれるのが、誇らしかったんです」

もちろん、待ち望むのは人気だけではない。裕福になりたいと望まないものはいないだろう。とりわけ当時の黄暁明は、一般的な地方出身者と同じく、狭い一部屋を借りて住んでいた。ドラマの撮影時は、友人に車を借りていた。
無名の俳優から、トップスターへ。経済的にも大きな変化を遂げた。豪邸も購入できるし、高級車にも乗れる。だが、彼の金銭感覚は、昔から変わらないままだ。
「お金を人生で一番大切なものとして扱いたくはない。暮らしを豊かにするため、そして困っている人を助けるための補助的なもの」

容姿に恵まれた人は、中身がなくて当然、外見以外は「おまけ」のようなものだろう、と思っていた。
だが黄暁明のように、人生で本当に必要なものが何かはっきりわかっていて、それを守ろうとする人にとっては、むしろ美貌の方が「おまけ」なのかもしれない。
彼はただの「二枚目」では終わらない。

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